久しぶりに日差しが降り注ぎ、春らしい雰囲気の泉の森です。
一週間ぶりに森を歩きましたが、連日の荒天のためか先週と花の顔ぶれは変化無し。
ヤマブキソウの数は増え、山野草園の一角を埋め尽くすように群生してきました。
~ヤマブキソウ~ 開いている花は少ないですが、咲き始めの花は沢山!週末は見頃になりそうです.
独特の姿が面白いウラシマソウもありました。泉の森で一番多いテンナンショウの仲間です。
仏炎苞と呼ばれる紫色の部分の中に、花の集まりがあります。そこからするっと伸びた付属体を、浦島太郎が垂らした釣糸に見立てて「浦島草」と名前が付きました。
~ウラシマソウ~ 森の中でひときわ目を引く姿をしています.葉の上に伸びた釣り糸が見えます(画像下)
常連の野草達も元気に咲いています。3つの花を付けた”三輪”のニリンソウ(二輪草)も綺麗に咲いていました。
~ニリンソウ~ 3つの花を同時に咲かせて「三輪草風」の二輪草. ※別にサンリンソウという植物があります
~タチツボスミレ と ジロボウエンゴサク~ 淡い色が儚げな春の野草です
瑞々しい樹木の芽吹きがありました。ハリギリです。
手のひらを広げたような形の葉に、枝や幹には鋭いとげがびっしり生える樹木です。
そんなハリギリも、生まれたての葉はこんなにも瑞々しく優しい印象なのですね。
~葉の展開が始まったハリギリ~ 葉がしっかり開くと、手のひらのような形になります
~下の枝に鋭いとげが見えます~
今年はお天気に恵まれない少し残念な春ですね。
植物たちは、つかの間の太陽に嬉しそうに花や葉を広げていました。