今日はとっても冷え込んでいます。
東京では雪マークがついていますが、大和ではどうでしょうか…。雪になるでしょうか。
雨が降る前にカモの数を調べに行くと、珍しくショウブ田の所にコガモがいました。
他のカモたちは活発に泳いでいましたが、コガモたちは眠いのか寒いのか…くちばしを背中につっこんで、お休みしています。
羽がないくちばしが冷えないための工夫です。
コガモのオス
~警戒心の強いコガモは、時折周りを見て安全を確認~
このコガモ…オスなのですが、羽がまだ完全にオスの綺麗な羽(繁殖羽)に変わり切っていません。
カモのオスは、青や黒などはっきりした羽色のイメージがありますが、それらは夏羽(繁殖羽)です。
その夏羽から、繁殖期間の後期になると換羽が起こり、メスとよく似た地味な色合い(多くは茶色系)になります。
そしてまた、繁殖羽へと変わるのですが、その間の段階のオスを「エクリプス」と呼びます。
今日いたコガモのオスもエクリプスです。
わき腹の羽が、黒白の細かいシマシマになっていますが、そこは繁殖羽に変わった部分。
その上にある茶色い羽が、繁殖羽に変わっていない部分です。
~エクリプス2羽の比較・・・右のオスの方が、茶色い羽が多く残っていますね~
もう一羽いたオスもエクリプス。
羽の抜け変わり速度は個体によって違うようで、先ほどのオス(1枚目の画像)に比べ、上の画像右にいるオスは、より茶色い羽が多く残っています。
~オスのエクリプスと、メス(中央) メスは全身が茶色です. 羽換わり中のオスは、せっせと羽づくろい~
他のカモはというと、ほぼオスの換羽は終わりました。
先日まで見分けられなかったキンクロハジロも、すっかり男女差がくっきり。
緑頭のマガモのオスは、メスと別の種類のようですね。
ヒドリガモも、池で泳いでいる子たちは、ほぼ換羽が終了しています。
~キンクロハジロ(画像左)は、黒白はっきりしているのがオスです. マガモ(画像右)のオスは、人にも人気があります~
明日も天気が悪いようですね。
週末に晴れましたら、ぜひしらかしの池のカモ達…特に繁殖羽に変身中のオスガモを探してみてください^^