今日は海の日。3連休の方も多いのではないでしょうか。
泉の森は海ほどの賑わいはなく、比較的穏やかな3連休最終日となっています。
林内は花の種類は少ないですが、よく見るとミズヒキやハエドクソウといった小ぶりの花がひっそりと咲いています。
~ハエドクソウ~ すっと伸びた花茎の先端に、小さな花を穂状につけます
昨年もご紹介しましたが、ハエドクソウ(蝿毒草)の名前は、根を煮詰めた汁でハエ取り紙を作ったことに由来します。
そしてこの花を見ていると、必ずと言っていい程「ハエ」がとまっています。
全草に毒があるそうですが、花粉や蜜に毒はないのでしょうか…?
いずれにしても、「ハエ毒草にとまるハエ」というのは、とてもふしぎな光景です^^;
ハエ取り紙自体、匂いで誘引するもののようなので、花からもハエをおびき寄せる匂いを発しているのかもしれませんね。
ハエドクソウの先端に小さなハエが。色々な種類のハエを見かけます。
☆昨年の「ハエドクソウとハエ」はこちら⇒2012年8月10日自然情報
前回の自然情報では、赤と白の「ミズヒキ」をご紹介しましたが、今日は真っ白の「ギンミズヒキ」が咲いていました。
~ギンミズヒキ~ ミズヒキの白花品種です。小さなガクが4枚開いていました。
ヤブランとアキノタムラソウも花や蕾が沢山見つかります。
どちらも小ぶりで、紫色の花が綺麗です。
~アキノタムラソウ~ 7/5の自然情報でも登場。花のアップはこんな感じです
~ヤブラン~ 花茎にびっしりと小さな花がつきます。この株はまだ蕾でした
名前に紫とつく小さなチョウもいました。
ムラサキシジミという、シジミチョウの仲間です。
~ムラサキシジミ~ 翅を開くと、紫色の光沢があって綺麗なチョウです
最後に、今回ご紹介する花の中で唯一大きなお花を。
フシグロセンノウという花が先週開花しました。
だいだい色で5枚の花びらが可憐な夏の花です。
背丈は80センチほどになり、野草園の中でも遠目から花が目立っていました。
今週から学生の皆さんは夏休みになりますね。
泉の森は街中より涼しいとはいえ、連日の猛暑が予想されます。
飲み物などをしっかり持って、遊びに来てくださいね。