ここ数日雨が降り続きました。午前中に雨が止んだ今日も、ジメジメ梅雨らしい気候になっています。
水辺はさらに湿気がむんむん。歩いていると湿気と日ざしでくらくらします。
そんな蒸し暑い水辺で、清涼感を漂わせているのが、ハンゲショウです。
毎年この時期になると、緑色の葉を白く染め上げ、涼やかな水辺を演出してくれます。
~ハンゲショウ~
夏至から11日目にあたる「半夏生」の頃に花を開き、葉が白くなるため、ハンゲショウ(半夏生)といいます。
葉の表面が白いので「片白草」や「半化粧」と書く場合もあります。
今年の夏至は6/21(金)、半夏生は7/2(火)です。
例年暦より早く白くなる傾向がありますが、今年はまた一段と花が咲くのも、白く変化するのも早いようです。
~ハンゲショウの花(左)は、花弁もガクもありません。 色の境目はぼんやりしています(右)~
6月4日の様子
~ごく一部の葉が白く変化しはじめ、花穂が伸びてきました~
湿生植物園の一角で群生しています。
不思議な植物なので、ぜひ実物をご覧になってください。
同じく湿生植物園では、トンボも数種類出てきました。写真はオオシオカラトンボのオスです。
盆花としてお馴染みのミゾハギも咲き始めました。
こちらは、葉が茎を抱き全体に毛があるので「エゾミソハギ」だということです。
紫色の可憐な花を咲かせているのは、「ムラサキシキブ」です。
秋に丸いビーズのような実をつけた姿は、有名ですね。
林内各地にありますが、センター前の木が目線の高さで観察しやすいですよ^^
今ならマッチ棒のような、つぼみも見ることが出来ます。
先月白い花を咲かせていたミズキは、丸い実がなっていました。
これから梅雨らしい天候が続くのでしょうか。
日々移り変わる泉の森の自然を、ぜひ見にいらしてください^^