お天気に恵まれたGWもあと一日ですね。
自然観察センター・しらかしのいえでは、沢山の来館者の方に生きものにふれ合ってもらおうと
『カメさんのひなたぼっこ』と題したミニミニレクチャーを5/4(土)、5/5(日)と行いました。
センター内で展示・飼育しているカメを、広場でひなたぼっこさせる様子をのんびりと眺めたり、さわってもらったりして、
カメさんとふれあってもらいました。
赤ちゃんのカメはもちろん、大きなカメも、子どもたちには大人気!
みんな交代で、甲羅をなでたり、抱っこしたりと大はしゃぎでした。
~たくさんの人だかりができました!30分近くずっとカメと遊んでいた子もいました~
左:外来種のミシシッピアカミミガメ…通称「ミドリガメ」 右:在来種のクサガメ…数が減っています
ミシシッピアカミミガメが外来種であることや、野外で増えているため、日本のカメが困っていること、
ペットとして飼うのであれば、絶対に外に逃がさない、最後まで飼うこと・・・などのお話もさせていただきました。
<カメのひなたぼっこ>
カメは紫外線を浴びることによって骨や甲羅をつくるために、日光浴が必要です。
また、変温動物である彼らは日光浴によって、活動するための体温を上げています。
そして、今日の午前中にはハプニングが!
日光浴させていたミシシッピアカミミガメのメスが、卵を産んでしまいました。
このメスは飼育ケース内で無精卵を産んでいたので、その続きで産んでしまった様です。
せっかくなので、皆さんに卵もさわってもらいました。
しらかしの池では、今年もミシシッピアカミミガメの赤ちゃんが捕まっています。
ペットショップなどで「ミドリガメ」として売られているカメです。
外来種であるカメが、野外で繁殖しているという事実は、日本の生態系にとって脅威です。
皆さんも、ペットをむやみに野外に放すことは絶対にしないでくださいね。
よろしくお願いします。
<アカミミガメの産卵記事>
*2012年7月6日記事 → 野外で産卵していた外来種のカメ発見!!