3月になりました。朝からとても暖かいですが、風が強い一日です。
ヒキガエルの産卵はまだかな~と、毎日しぜんかんさつ池を覘いていますが、まだその気配はありません。
ボランティアさんとの会話で、最近話題になったのが「ツチグリ」です。
バラ科の植物で「ツチグリ」というものがありますが、今回はキノコのツチグリです。
こんな、ちょっと変わった形のキノコなんですよ↓
日本全土、世界にも分布し、それほど珍しくないキノコなのですが
案外実物を見た事ない方が多く、私も以前どこかで見たかな~という程度なので、昨日探しに行ってきました。
ありました!ツチグリ♪ が、予想以上に小さく、はじめ一人で見に行くとなかなか見つからず・・・
情報をくれたボランティアさんたちと一緒に探すと、「ここにあるよ!」「ほら、ここにも!」
と、次々に見つかりました。探す目が多いって、いいですね~^^
左:横から見たところ。羽根つきの羽根に似てる?? 右:画像の中にツチグリが3つ。分かりますか?
ツチグリはちょっと面白いキノコで、湿度によって、外側の皮(外皮)を閉じたり開いたりします。
そのため、きのこの晴雨計ともいわれるそうです。
ヒトデのような、星型のものが外皮です。
丸いものは内皮で袋状になっていて、中央の穴(頂孔)から粉状の胞子塊を飛ばします。
湿度が少ないと外皮を閉じてしまい、とても地味な姿になってしまいます。
←縮んだツチグリがこちら。落ち葉に紛れたら見つかりませんね、、
下の写真は、先月の雪の後に撮られたものです。
情報をくれたボランティアのSさんが撮影しました。落ち葉もツチグリも、しっとり濡れていますね。
乾燥して縮こまったものに水分を与えて見ると、きれいに開きました。
面白いのでしばらく館内で展示をしています。
しらかしのいえ1階にありますので、興味をもたれた方はご覧になってみてください。
ツチグリ<ツチグリ科>
夏から秋、林内の斜面に多く発生。