暑さが小休止した水曜日、ぐるっと林内を一周してきました。
歩き始めてまず目に飛び込んできたのが、黄赤色の大きなお花…
キツネノカミソリが、林内の数か所で色鮮やかな花を咲かせ始めました。
山野に生えるヒガンバナ科の多年草です。
同じ仲間のヒガンバナより、一足早く花期を迎えます。
和名の「狐の剃刀」は、葉の形をカミソリに例えたようです。
◇見られる場所…山野草園やくぬぎの森の斜面
もうひとつ面白い名前のハエドクソウも、あちこちで小さな花を咲かせています。
和名の「蝿毒草」は、根を煮詰めた汁でハエ取り紙をつくったことに由来する有毒植物ですが
なんと…ハエドクソウにとまる「ハエ」を見つけました…^^;
蝶や蜂が吸蜜に来ているのをよく見るので、花や蜜には毒はないのでしょうか?
ちょっと不思議な光景でした。。
←ハエ毒草にとまる「ハエ」
この時期、林内は花の数は少なめのため、ハエドクソウの花は人気です。
ダイミョウセセリというチョウも、この花の蜜を盛んに吸っていました。
黒い翅に、白い模様がポツポツと…。 よく見るセセリとは違い、翅を開いて止まり、吸蜜も。
そして林内でひと際目を引く大型の花がヤブミョウガです。
高いものでは1mほどまで伸びた茎の上部に、白い花が輪生状についています。
ミョウガの葉に似ているので「藪茗荷」というそうですが、こちらはツユクサ科の多年草です。
(ミョウガはショウガ科の植物です)
他にも林内を歩くと色々な動植物が見られました。
こちらもまたご紹介していきたいと思います。