ツイッターにたびたび投稿していますが、今年は泉の森を流れる引地川にアユがいます。
昨年までは見られませんでしたので、今年限りなのでしょうか?
それともこれから毎年見られるのでしょうか?
今年だけの可能性もありますので、備忘録を兼ねて記事にしておきましょう。
ことの発端は7/14、知り合いがふれあいの森より下流でアユらしきものを見たとメールをくれたことです。
添付されていた写真を見ると、まさしくそれはアユ。
私も7/23に現地に赴き確認しました。
その日は泉の森にアユはいませんでしたが、来そうな場所はありました。
そして10日ほど経った8/3、ついに泉の森でアユが確認されたのです。
場所は東名高速道路際の引地川。支流と合流するあたりです。
ここはまさに来るかもしれないと予想していた場所でした。
※東名高速が泉の森とふれあいの森の境界です。
▲同(8/28撮影)
分厚い唇に、エラの後ろの黄斑、まぎれもなくアユですね。
この頃の大きさは10cm以下に見え、数は多い時には50尾くらいいそうでした。
アユといえば縄張りを持つことで有名です。
そして縄張りの中で石に付着した藻類を食べます。
しかしアユの密度が高くなると縄張りを作らず群れで生活します。
泉の森でアユが見られた場所は川幅も狭く、縄張りになるような良好な石もありません。
ですからアユたちはずっと群れで生活していました。
▲大きくなったアユ(11/24撮影)
いい縄張りを持ったアユはとても大きくなりますが、群れで生活するアユも成長は決して悪くないとのこと。
泉の森のアユたちは立派に育ち、現在15cm近くありそうです。
このあたりはよっぽど環境がいいのでしょうね。
▲群れであっちへ行ったり、こっちへ来たり(11/24撮影)
軽く50尾以上はいる群れです。
しかしここのアユはこれが全てではありません。
▲ほぼ全員集合?(11/24撮影)
明らかに夏より数が増えています。下流から集結しているのでしょうか?
この写真のアユを数えたら、少なくとも124尾いました。
すごい数ですね。
アユは、少し北側の車道と交差する場所近くまでは行くことがありました。
しかしそこから上流は水深がとても浅く、遡上は難しそうです。
ですから池までは上って来ないだろうと思っていました。
ところが……
▲しらかしの池でアユを捕まえたアオサギ(11/28撮影)
昨日、しらかしの池でアオサギが捕まえた魚を見て目を疑いました。
なんとアユだったのです!
▲アップにすると(11/28撮影)
画質がかなり荒れてしまいましたが、分厚い唇、特徴的な背びれの形が分かりますね。
アユはしらかしの池まで来ていたのです。
池に何尾くらい来ていて、どのような生活を送っているのでしょう?
アユは秋に川を下り、砂底で産卵します。
そして大半がその年のうちに死んでしまいます。
泉の森のアユたちもいずれは産卵のため川を下るのでしょう。
今年はいつまで見られるのか、そして来年以降も来るのか、興味はつきません。